ボランティアの価値

あなたにとって「ボランティア」とは?


気付けば100投稿目。
東京オリンピックって2020年7月22日~8月9日までなんですね。
今、何人かの同期隊員と東京オリンピックのボランティアをやるかどうか話をしています。


「帰国直後にまたスペイン語を話すことができる。」
「また新しい出会いがあるかもしれない。」
「多くの青年海外協力隊経験者と一緒に活動できるかも?」

というボランティアに参加したいというポジティブな気持ちの反面、

「帰国してすぐの真夏、慣れない東京で働けるか」
「ピーク時のホテル代や自己負担の割合」
「予測できない人の多さ、安全面」

…など、ネガティブな部分も心配になっています。

そもそも、JICAの帰国後研修とか、
駒ヶ根訓練所2班の集まりがあるから参加できない?笑
帰国後研修っていつあるんでしたっけ?参加必須?


そんなこんなで、「ボランティア」について考える時間が最近多くあります。


「自分にとってボランティアとは?」



僕は、ボランティアを


「出会い・学び・創造の場」



だと考えています。
ボランティアは目的ではなく、新しい人々・経験と出会うための「手段」であり、この出会いから多くを学び、相手にも同じように学ぶ機会を与えます。そして、何かを協力して一緒に創造していく活動がボランティアです。


きっかけなんて、何でもいいんです。



僕がボランティアを始めた理由は「途上国の田舎を安全に体験したい」からです。
そして、20歳で初海外・初ボランティアでタンザニアへ行きました。




タンザニアが刺激的で、海外・異文化とボランティアが好きになりました。その後も学生時代に日本各地・イタリア、タイでのボランティアに参加しました。
出費もありましたが、得たものはそれ以上でした。

海外ボランティアに参加したことで、
部活とバイトだけの学生生活が劇的に変わりました。


海外・国内のボランティアで得た経験、人脈を活かしたいと思い、海外専門旅行会社ジェイエスティに就職し、ボランティアツアーの添乗員を1年目から務めて、多くの大学生にいろんな刺激を与え続けてきました。通常の旅行の相談時、大学の講義で話をするときも、「ボランティアって楽しいよ」という話をたくさんしてきました。


留学でも、ワーキングホリデーでも、インターンシップでも、海外でも国内でも、どれも素敵な経験になると思います。


ただ、僕自身が成長できると思った「手段」が「ボランティア」だったんです。


いろんな人から「海外ボランティアなんてすごいね、偉いね」って言われてきました。
そんな大したことしていません。「人のため」と思ったことはありません。


ただ、楽しいんです。



逆に批判的な意見も聞いてきました。
なぜ海外に行ってまでボランティアをするのか、
なぜボランティアをするのか...など。
そんなときに、こう思うんです。


物事の価値は自分で決める。


ボランティアが与えてくれる「モノ」には時間を費やし、お金を出す価値が僕にはあります。
例えば、僕にとってはカラオケに行くよりも、山でいろんな人と一緒に何か活動する方が楽しいんです。
なぜ、自分がやりたいと思うことをやってはいけないの?

「戦わない奴らが、戦ってる奴らを笑うなよ。」


大好きな漫画「あひるの空」で出てきた言葉です。
否定するのは、やったことのない&暇な人たちが多い気がします。
誰かが戦ってるんだから、頑張ってるんだから、楽しんでいるんだから、関係のない人は応援しましょう。応援しなくても、見守るか気にしないでおきましょう。



長々しく書きましたが、「へー」程度に読んでもらえれば幸いです。


江口友晴


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