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隔離生活

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【ストレスとの闘い】 3月24日に帰国してからちょうど1週間。 基本的にはこのホテルの部屋に籠って生活している。 1日の流れ。 7時:起床。体温を確認後に朝食。 ホテルの朝食ビュッフェで野菜、ヨーグルト、ひじき、納豆、鯖、卵、果物など栄養をできるだけ摂取。 8時~10時:暇つぶし。YouTubeや映画など。 10時~12時:外出。清掃員さんが部屋を掃除してくれるタイミングで、近くの薬局に昼食と夕食の買いだし。薬局の滞在は必要最低限。靴がビーチサンダルかスーツ用の革靴しかなくて、ビーチサンダルを主に活用。 最近、雨の日が多くて今日初めて盛大に滑って転んだ。 さすがに危険を感じて親に連絡。実家からスニーカーを持って来てもらう。 12時~:昼食。カップラーメン、パン、おにぎり、お菓子とかその辺。 午後以降:暇つぶし。昼寝、無駄に風呂、運動など。 夕方:夕食 …という非常につまらない生活。 それに加えて、昨日から携帯がwifiに繋がりにくくなっている。 パソコンがあるからいいけど、whatsappに影響が出るのは面倒だ。 ホテルの近くにスタバがあるから行きたいし、 ラーメン屋とかにも行きたい。 でも、もし自分が感染してたらって思うと、 マスクを外さなきゃいけない場所には行けない。 今のところは体温36度前後で咳や鼻水などの症状なし。 ご飯も美味しく食べられているから味覚障害もない。 隔離生活が終わって落ち着いたら会いに行きたい人がいるけど、 「落ち着いたら」っていつなんだろう。 ここからは日本全体の話。 新型コロナウィルスのピークは過ぎたみたいな話を聞いた記憶があるけど、 オリンピック延期が決まってから、あからさまに新しい感染者数増えてないか? ロックダウン(都市封鎖)の話も出てるし。 んで、オリンピックは相変わらず7月末にやるんだね。 暑さ対策や水質汚染の問題はまだ解決できてないと思うんだけど…。 不要不急の外出は控えるように要請しておいて、 飲食店、ライブハウスなど今日を生きる人たちには何も補償はなし。 パチンコ業界に対しては特に何も言わない。 そもそも自粛って要請するもんじゃない。 今の日本政府に対して不安しかないけど、 今までその人たち

出国から帰国、隔離まで

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【長い帰路】 出国日の朝、洗濯などだいたいのことを済ませて暇だったから、 郵送用のスーツケースに入れるチョコレートを買いに出かけた。 スーツケース内には三脚や故障した一眼レフなど硬い物を入れてたから、 気休め程度のプラスチック容器も保護用に購入。 タクシーで空港へ。 空港に着くと、空港スタッフから便の確認と出発ターミナルではなく、 向かいの飲食店が入った建物に行くように指示された。 建物に入ると、店は1店舗のカフェ以外休業。 マスクをした外国人がたくさんいた。 この外国人たちはみんな僕たちと同じ飛行機に乗る人。 時間になると、少しずつチェックインカウンターに誘導され、 それ以外は向かいの建物内で列を作って待つことになった。 空港内のお土産屋も全て営業停止中。 スカイチームのKLMオランダ航空とワンワールドのカタール航空が、 荷物提携をしており、ピックアップなしで成田まで行くことに感動した。 出発を待っていると、急にアナウンスで呼び出され、 何かと思ったらランダムの荷物検査に見事選ばれた。 下の階に連れて行かれ、スーツケースを開けされられ、いろいろ見られた。 そんなこんなで出発し、 グアヤキルで乗客をピックアップしてアムステルダムへ。 エクアドル内で一番感染者が多いグアヤキル+ヨーロッパ+中東経由ということで、 感染リスクが上がる要素ばかりな気がする。 そして何気に日本⇒アメリカ⇒エクアドルの次が、 エクアドル⇒オランダ⇒ドーハ⇒日本だから、 地球を一周したことになる。ちょっと嬉しい。 初めての大西洋横断。 オランダに到着。KLMオランダの色が好きだ。 ミッフィーがお出迎え。 オランダ・アムステルダムの空港は店が普通に営業しているし、 空港スタッフはマスクしてないし、「マジか!?」っていう印象。 普段は飲まないスタバもここでは飲んだ。 「Please」が出てこなくて「Por favor」って言ってしまった。 なんだかんだでカタール航空に乗ってペルシャ湾を横断してドーハへ。 ドーハ空港で有名な大きいクマさん。 この時点でエ

出国前日

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プーヨからキトに。 朝6時20分に起床。 荷造りを終えて、ホストマザーが起きてなんか作ってくれるかなーと待っていた。 起きてこない(笑) 結局、ドライバーが到着してしまい、急いでドアをノックして起こして、 最後の挨拶をバタバタとした。 バタバタしてたけど、最後のハグと別れの挨拶は泣きそうだった。 エクアドル生活の中では珍しく予定通り7時に出発。 もう1人のプーヨ隊員もピックアップしてキトに向かう。 基本的に外出するなという指示が出ているから、 道路には車も人も少ししかいない。 それでもひたすら歩いて移動している人もちょいちょいいた。 県境では軍の人が通行証があるか、移動していい人かどうかを確認していた。 加えて、車を下ろされ、テント内で手の消毒と熱がないかの検査、咳などないかの確認がされた。 車を消毒する部隊も完全武装で働いていた。 昨日、二度寝して遅めに起きたのと、任地が最後の夜っていうので、 深夜3時くらいまで寝れなかった。 車で寝ればいいか。。。。なんてアホな考えをしていて大失敗。 運転、めっちゃ荒かった(笑) 他の車が少ないからスピードも出るし、山道だし。。。 全然眠れなかった(笑) でもキトの連絡所にプーヨから3時間30分で到着! はえーよ(笑) (いつもは長距離バス5時間、市内バス1時間) 移動中に帰国便が決定。 違うアライアンスの2つの航空会社を利用予定。 スーツケースは1個のみ。 乗り継ぎの際にスーツケースのピックアップは必要か? 答え合わせは明日の空港で!(笑) とりあえず、買い出しへ。 エクアドル隊員御用達のメガマキシは長蛇の列。 外務省カード(身分証明書)とマスクが必要だった。 たぶん、エクアドル隊員なら、 「え?ここから並ぶの?」って思うであろう駐車場から並んだ。 一定間隔を保って並び、階段で2階へ。 買い物を始めるとけっこう売り切れが目立つエリアもあった。 ちなみに、今の連絡所には過去最高に日本食が揃っている。 帰国した隊員が置いていったもの。 ありがたくいただいてます。 そして、なんと、僕、荷物が異常に少ない(笑) 今後、いろんな物

急にきた任地最終日

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【1年8ヶ月の日常最終日】 3月20日。 正直、まだまだ帰国は先だろうと思ってた。 だから、まだまだ 「普通に」 生活できるもんだと思っていた。 今日はATMに行き、汚いお札を預けて、新たに引き出してお札の交換を試みた。 しかし、お札の状態が悪いから預入不可という表示。 「いや、お前(ATM)から出てきたやんこいつら(汚いお札たち) 」 とツッコミを入れながらも断念。 同期隊員から頼まれたものをスーパーマーケットで購入。 「明日からはマスクなしで入店できないよ」と言われ、 警戒心が高まってきてるなーと実感していた矢先、 昼過ぎに調整員から電話が入り、 「明後日、隣県の隊員と一緒にキトに上がってください」という指令。 おぉ、思いのほか早かったなーと思って、 荷造りを再開。何となく終わらせると、 パスタサ県庁の上司から電話。 「トモ、JICAから聞いたぞ!明日の朝、県庁の車でキトまで送っていくよ。」 お、おぉ!!? 早まったー!!! え?つまり今夜がプーヨでの最後の夜?(仮) ほとんどの人に挨拶できてなくて辛い…。 そして、今夜がホストマザーの最後の料理!? …と思ってたら、ホストマザーの娘がファネスカを作って持ってきたらしく、 ホストマザーの料理も食べられず。 まぁ、でも最後にエクアドルの伝統料理を食べられたのは良かった。 ファネスカ、美味しかった。 Whatsappで明日プーヨを去ることをアップすると、 ホストマザーの息子が、ビデオを送ってくれた。 僕がエクアドルに来たときは生後6ヶ月くらいで、 そこからずっと成長を見守り続けてきたホストマザーの孫・カイエタノの動画。 今は2歳と1ヶ月。 まだはっきりとした文章は話せないが、 お父さんの言うことを真似して僕にメッセージをくれた。 泣きそうだった(笑) 夜、県庁の上司がドライバーと一緒に家の前に来て、 明日の朝7時に出発、もう1人のプーヨ隊員も一緒に連れて行くとのことで簡単に打ち合わせ。 その後、キトに上がるために必要な「Salvo Conducto」という書類を調整員から受け取り、準備万端。 キトでの滞在は連絡所かと思いきや、ホテルになる可能性

世界中の隊員、全員帰国だって。

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JICAが全派遣隊員の帰国を決めた。 71ヵ国から1785人が日本に帰国するらしい。 ▼朝日新聞の記事 https://www.asahi.com/articles/ASN3L3R2PN3KUHBI055.html これをニュースで知る悲しさ。 記事の中に、 「国境が封鎖されるなどした隊員についても、帰国に向けて調整している。」 とあった。 エクアドルの地方隊員はどうやって帰れるんだろう? 国内移動もマヒしている状態。 また、 「全員を一時帰国させることはこれまでになかったが、隊員の安全を第一に考えた」 ともあった。 各国の医療設備のレベルなどはわからないが、エクアドルで入院や長期治療になったら僕としては不安だ。それなら日本の方が医療は信頼ができる。 また、 「アジア人=コロナウィルス」 というイメージを持っている人は多い。 心無い言葉を投げかけたり、態度に出したり、実際に石を投げられて当てられた隊員もいるから、そういう理解や思いやりがない人から守るという意味でも大きな決断だったのではないかと勝手に思っている。 少し前から、生活班や同じ語学クラスだった仲間たちと情報交換などをしていた。 ニュースが出る前に、いろんな国がすでに動き始めていて、順調に帰国できそうな人もいれば、出発が急に決まって、急にキャンセルになって、また急に出発になった人もいる。 瞬時に動ける準備はみんなしておいた方がいいと思う。 そして、エクアドルの現状はというと…。 昨夜は5人の隊員がエクアドルから脱出できた。 そして、今日も自宅待機の指示。 プーヨに関しては、 スーパーマーケットや食料品店、銀行など一部は開いているけど、 その他の店は全て閉まっている。 少しだけ街中で人や車を見かける程度。 いざ、帰国が可能になった際に、 銀行口座の解約手続きをする時間があるか不明確なため、 お金を今のうちに出しておこうと思って、 毎日銀行へ行って引き出し最大額の500USDを引き出している。 しかし、500USDを引き出しても、200USD分くらい汚くてメモや落書きだらけ。 これでは日本に持って帰っても両替ができない。 大問題だ。 明日からは両替できなさそうな物は預け直して、 再度引き出し