航空券の仕組み ①普通運賃航空券

観光用ではない!








海外航空券には、①普通運賃航空券、②正規割引(PEX)航空券、③格安(IT)航空券の3種類あります。※LCCはこれに含みません。



今回は、①普通運賃航空券に関して。


①普通運賃というのは、正規割引航空券にのように割引がない分、予約変更やキャンセルなど融通が利く1年間有効の航空券のことです。

観光目的でこの普通運賃航空券を購入する機会はほとんどないと思います。
普通運賃だと、「この料金では無理!予算を超える!」という料金設定になっていることがほとんどです。


日程がなかなか確定しない長期海外出張で使われるくらいだと個人的には思っています。


片道航空券も基本的にはこの普通運賃航空券に入ります。
航空会社によっては片道航空券でも割引の物がありますが、
往復航空券と比べると割高の物が多いです。
片道航空券=割引航空券の半額と思っている人がいますが、
それは間違いです。



往復航空券の有効期限は最長1年間となっていて、
1年以上滞在するのであれば片道航空券が必要になります。
1年以内に帰ってくるのであれば、往復を購入しておいて復路を変更した方が安く済みます。※一部例外もあります。







そのため、2年間活動する海外協力隊の航空券は片道航空券になっています。



なぜ、片道航空券は割引されていないのかというと、
割引をしてまで販売する必要がないからです。


片道航空券を利用する人というのは、
1年以上滞在して戻ってくることがない人です。


転勤、海外赴任など企業からお金が支払われることが多いので、
無理に安くする必要がありません。


また、万が一、片道航空券で出発して、
何か不手際があり入国拒否になってしまうと、
その人をチェックして出発させた航空会社が責任を持って、
その人を帰国させないといけません。
そのため、むやみやたらに販売したくないというのも高額の理由のひとつと言われています。


観光としての渡航で、長期滞在用のビザを不所持で片道航空券を使って出発する際は、
チェックインカウンターで「入国拒否になっても自己責任です。航空会社で責任は負いません。」のようなことが書かれた誓約書にサインを求められることがあります。
※実際に空港で説明されている人を見たことがあります。

海外赴任でも移住でもない人が片道航空券で入国というのは不自然なことで、
不法滞在や不法労働などを疑われる可能性があるのです。


海外留学に関しては、
ビザを取得しているので片道航空券で入国することができますが、
1年間有効の一定の年齢までが購入できる若者用の往復割引運賃などがあるため、
往復を購入して、後々、復路の日付を変更する方が安く済むことが多いと思います。


今回はざっくりと普通運賃に関する説明でしたが、
ほとんどの人は観光目的で海外に行くので普通運賃航空券や片道航空券を購入する機会はないかと思います。
一番関わるのは②正規割引航空券、③格安航空券なので、今後それらに関しても書いていきます。


みんな、エクアドルにおいでよ!
いいところだよ!!
世界一周中、南米周遊中のみなさん、お待ちしてます!


江口友晴
青年海外協力隊
2018年度1次隊:観光
エクアドル・パスタサ県


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