エクアドルの暴動に関して


・10月1日エクアドルがOPEC脱退
→まだOPEC脱退していないみたい。声明を発表しただけで脱退はまだらしい。


・10月1日か2日のどっちかに大統領が、ガソリンに対する補助金の廃止や、消費税の引き上げ(12%→15%)、公務員の有給削減(30日→15日)、一部公務員の給料を20%削減などなどを宣言する。※実行されたか不明確なものもある。


・IMF(国際通貨基金)からの支援の条件が「ガソリンの補助金の廃止」
→債務危機に直面しているエクアドル政府は、この補助金の廃止で国際通貨基金(IMF)から支援を受けることができる。石油輸出国機構(OPEC)からは脱退することで強調減産から抜け出して、増産によって債務削減を図りたいという考えらしい。
ソース:
https://www.traicy.com/20191003-ecuador



・ガソリンが123%値上がり(2.23倍)になり、10月3日にタクシーやバスの運転手組合がストライキを決行。大統領は60日間の非常事態宣言を発令した。



・10月4日夜、ストライキの終了宣言が発表されたが、終了?なに言ってるの?っていう感じで全く落ち着かず、エクアドル全土で道路閉鎖や長距離バスの運行停止という状況は変わらない。タクシーは一部、動き出していた。




・10月5日以降もバスがないから、移動ができない。
運よくバスに乗れたエクアドル人がいるみたいだけど、普段3・4ドルで行ける区間が17ドルかかったらしい。



・10月9日に首都のキトに先住民族の人たちがエクアドル中から集まってデモを行うという情報が入る。車の荷台に乗って移動したり、主要道路を塞ぐように大行進をする映像・写真がSNSで出回り始める。



・10月7日月曜日だけど、エクアドルの山岳地帯全土やその他地帯も多くの学校が休みになる。10月9日に備えてスーパーで食材を買い貯めるために売り切れ続出。
デモやストライキが起こってからこの間、旧市街や各地で暴動、破壊活動やスーパーを襲っての強盗がキトの各所で頻発する。主要な道路や街中で、道路を閉鎖するために警察のバイクが燃やされたり、タイヤが燃やされたり。タイヤに関しては何本燃やせば気が済むの?ってくらい燃やされてる。



・10月8日、先住民族の人たちがキトに集合し始める。
公共交通機関が一部運休になる(エコビアは止まってるらしい)。
キト中心部では午前中から笛や太鼓?などデモの音や声が聞こえる。
旧市街やキト市内のスーパーで相変わらず強盗が入る。



・10月8日夕方、大統領が夜間外出禁止令を出した。


Youtubeにはいろんな映像がアップされている。

https://www.youtube.com/results?search_query=paro+nacional+en+ecuador+2019


エクアドル内でも抜群の治安の良さを誇っていた任地プーヨも暴動が激化して、同僚から送られてくる写真や映像を見て、見慣れた町並みではなくなっているのが悲しくてしかたない。




プーヨの様子


以下、キトの様子(拾い写真もあり)






エクアドルでは連絡所というJICAボランティア専用のドミトリーがあり、そこで帰れなくなった隊員が1週間以上、共同生活をしている。
外出もろくにできない状況だから、行っても近くの公園で運動やスーパーマーケットで買い物をするくらい。1日のほとんどを連絡所で映画を見たり本を読んだり、昼寝をしたり、勉強をしたりして過ごしている。
1人の時間というのがあまりないから、ストレスにも繋がっているように個人的に思う。
早く落ち着きを取り戻してほしいを願うしかない。


緊急一時帰国もあり得るのか?など隊員間で話題にもなるが、僕の場合はパスポートが任地にあるから、帰るに帰れないし、道路が封鎖されているから、どのみち帰れない。


道路の閉鎖状況はecu911で確認ができる。
多くの地区でCERRADA(閉鎖)になっている。

https://www.ecu911.gob.ec/consulta-de-vias/



ひとまず、任地に帰りたーーい!!!


みんな、今はエクアドルに来たらあかん!
暴動前はいいところだったよ!!
世界一周中、南米周遊中のみなさん、エクアドルは空路でスルーして!



江口友晴
青年海外協力隊
2018年度1次隊:観光
エクアドル・パスタサ県プーヨ


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